蓄膿症の手術

蓄膿症(ちくのうしょう)とは

鼻風邪のような症状が半年以上も続く状態です。一般的な内科を受診しても風邪と診断されることが多く、ご自身で蓄膿症と気付いていない場合があります。匂いを感じにくくなるため、嗅覚・味覚でご商売されている方は要注意です。鼻水やせき・たんが良く出るのに改善が見られない場合は、専門医へご相談ください。

蓄膿症の仕組み

鼻の穴に通じている顔面骨の空洞を副鼻腔といいます。この空洞は、鼻に入る空気へ湿気を与えたり、体内に侵入しようとする病原菌をシャットアウトしたり、声の質を変えたりと、さまざまな役割を持っています。

この空洞の出入り口は、とても狭い鼻道というところに集まり、この部分に粘膜の腫れやポリープなどができると、慢性的な鼻水や鼻づまりを自覚するようになります。これが蓄膿症の症状です。医師は「副鼻腔炎」と呼ぶことが多いようです。

副鼻腔炎は、風邪などで急に悪化することがあり、ときに激しい頭痛を伴います。命に危険のない病気だからと放置しがちですが、忘れたころに悪化してしまいますので、根本的な解決を図りましょう。

当院で行っている手術

汎副鼻腔根本術(はんふくびくうこんぽんじゅつ)

顔面骨にある四つの空洞をすべて開放し、1つの空洞にして、鼻と通じさせる形成手術です。眼や脳のあるぎりぎりのところまで病変を取り除くため、術者が内視鏡手術にどれだけ熟練しているかが問われます。多数の経験を積んだ専門医なら、出血や合併症の危険を極端に抑えられます。

後鼻神経切断術

鼻の奥の粘膜にある副交感神経を切断する手術です。眼や脳に近い部位を施術するため、熟練の手術医による執刀が重要となります。当院では、独自に開発した技術を用い、より患者さんの負担を低減しています。

当院で行っている蓄膿症の手術の主な特徴

  1. 片鼻ずつ2回に分けて行います
  2. 全身麻酔ではなく局所麻酔を用い、片鼻あたり90分程度で終了します
  3. 手術後はご家庭で安静にし、鼻の中にいれた綿球を小まめに取り替えてください
  4. ガーゼを抜くまでは片鼻呼吸となります

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